AL FAKHAMAH(アルファハマ)入門ガイド|UAE発、"エレガント"を掲げるフレーバーブランド

UAE発のシーシャフレーバーブランド「AL FAKHAMAH(アルファハマ)」の成り立ちと、フローラル・ティー・スパイス・ハーブなど系統別のおすすめフレーバー6選、香りを活かすミックスと火加減のコツを紹介する入門ガイド。
シーシャ専門店のフレーバーリストで「AL FAKHAMAH(アルファハマ)」という名前を見かけたことはあるでしょうか。UAE発のこのブランドは、中東でも評価の高い作り手でありながら、日本での知名度はまだそれほど高くありません。この記事では、AL FAKHAMAHの成り立ちと、系統別のおすすめフレーバー6選、そして香りを活かすためのミックスと火加減のコツをまとめます。
AL FAKHAMAHとはどんなブランド?
AL FAKHAMAHは2011年、UAE(アラブ首長国連邦)のアジュマーン首長国で設立されたシーシャフレーバーメーカーです。公式サイトによれば、創業時は年産1,000トン規模の工場ひとつから出発し、世界的な需要の高まりを受けてUAE国内に3つの製造拠点を構えるまでに拡大しました。現在の生産はラアス・アル・ハイマのアル・ハムラ工業地区を拠点とし、製品は20カ国以上へ輸出されています。
ブランド名の「Al Fakhamah」は英語の「Elegant(エレガント)」にあたる言葉で、雑味のない新鮮な香りと、他にはないミックスフレーバーを世界へ届けることをビジョンに掲げています。日本国内では50g入りが1,800円前後で複数のシーシャ通販店に並んでおり、店頭で吸えるシーシャバーも少しずつ増えています。
香りの輪郭がはっきりしていて、ミックスで埋もれにくい
AL FAKHAMAHの持ち味は、フルーツ系だけでなくスパイス系・ティー系・フローラル系・ハーブ系まで幅広い系統を揃えている点にあります。どれも香りの方向がはっきりしているため、単体で吸っても輪郭がぼやけにくく、他ブランドと重ねたときにも自分の役割を保ちやすいのが利点です。シーシャミックス入門|初心者でも失敗しない定番4パターンと比率の基本で紹介した「主役+脇役」の組み立てを、そのまま当てはめやすいブランドと言えます。
系統別・試してみたいおすすめフレーバー6選
まず、AL FAKHAMAHらしさが最もよく出ているのがフローラル系です。

Exotic Jasmine
エキゾチックジャスミン
華やかでエキゾチックなジャスミンのフローラル系。
国内の販売店では「エキゾチックで甘いジャスミンの香り」と紹介されるフレーバーで、甘さを前に出しすぎない上品なバランスに仕上がっています。フローラル系が初めての人は、フローラル系シーシャフレーバー入門|華やかで上品な香りの楽しみ方もあわせて参考にしてみてください。
紅茶の香りを楽しみたいなら、こちらが候補に入ります。

Earl Grey Tea
アールグレイティー
ベルガモット(柑橘)が華やかに香るアールグレイ紅茶のフレーバー。上品な香りとすっきりした後味が特徴で、ミルクを重ねてミルクティー風にしても楽しめる。
ベルガモットの爽やかな香りが立つアールグレイで、ゆったり過ごしたい時間に向いています。
スパイス系ならではの奥行きを求めるなら、こちら。

Cardamom
カルダモン
カルダモンの爽やかで甘く高貴な香りを表現したスパイス系フレーバー。清涼感のあるスパイシーさが特徴で、チャイやコーヒー、ミルク系と合わせると相性がよい。
カルダモン単体の輪郭がはっきりしたフレーバーで、スパイス系シーシャフレーバー入門|カルダモン・シナモン・カシミールの選び方で紹介したチャイ系の組み立てのベースとしても扱いやすい一つです。
夏らしい爽やかさを求めるなら、トロピカル系も外せません。

Passion Fruit
パッションフルーツ
パッションフルーツの南国的で甘酸っぱい、香り高い味わいを表現したトロピカルフレーバー。濃厚な果実感とキレのある酸味があり、マンゴーや柑橘と合わせても好相性。
酸味と甘みのバランスが取れたパッションフルーツで、暑い季節の定番候補になります。
ブランドの「斬新なミックスフレーバー」というコンセプトを最も体現しているのが、ブランド名を冠したこちらです。

Al Fakhamah MIX
アルファハマミックス
ブルーベリーにミントを合わせたブルーミント。看板のミックスフレーバー。
国内販売店の説明では、スミレの花の香りをモチーフに、ブルーベリーを思わせる甘さとミントの清涼感を重ねた仕上がりとされています。ブランドの個性を最初につかみたい人向けの一箱です。
そして、他のブランドではなかなか出会えないのがこちら。

Mystica
マスティカ
マスティックガムの樹脂を思わせる、すっきりとした個性的なフレーバー。
マスティカ(マスチックガム)はギリシャ原産の樹木の樹液を乾かした天然のガムで、現地では「キリストの涙」とも呼ばれてきた素材です。フレーバーとしてはミントに近い清涼感の奥に樹脂特有の香りが残る個性派で、煙に味が乗りやすいタイプでもあります。同系統をもっと知りたい人はハーブ系フレーバーの一覧から探してみてください。
このほか、お香のような香りにほんのり爽快感が乗るPan、ミルクやクリーム、ココナッツといった甘い系のラインも揃っており、系統をまたいで試しやすいのがAL FAKHAMAHの面白さです。
一歩踏み込む:AL FAKHAMAHの香りを活かす3つのコツ
1. 主役は6〜7割にとどめる。 AL FAKHAMAHは香りが立つタイプなので、半々で混ぜると相手を押し切ってしまうことがあります。たとえばアルファハマミックス7:ライム3のように、主役を7割、輪郭を締める役を3割にすると、甘さが間延びせずまとまります。
2. 繊細な香りの系統は、炭を控えめに始める。 エキゾチックジャスミンやアールグレイティーのような香りの細いフレーバーは、熱が入りすぎると香りが飛んで苦味だけが残ります。3個載せるところを2個から始め、足りなければ後から足す、という順番のほうが失敗しません。HMDを使う場合も、最初は炭を中央に寄せず、外周に置いて様子を見るのが安全です。
3. カルダモンは単体より「チャイ型」で。 カルダモンは輪郭が強いので、単体だとスパイスだけが前に出がちです。カルダモン3:ミルク系7の比率でミルクやクリーム系と重ねると、チャイに近いまとまりが出て口当たりが柔らかくなります。国内のシーシャ店では、マスティカにジャスミンなどを重ねて森林系の香りに寄せる組み立ても紹介されており、ジャスミン6:マスティカ4あたりから試すと方向性がつかみやすいはずです。
よくある質問
Q. AL FAKHAMAHはどこで買えますか? 国内では複数のシーシャ通販店が取り扱っており、50g入りが1,800円前後で並ぶのが目安です。まず味を確かめたい場合は、取り扱いのあるシーシャバーで銘柄を指定して注文するのが確実です。
Q. 初心者でも扱いやすいブランドですか? 香りの方向がはっきりしているので単体でも味が決まりやすく、最初の1箱としても扱いやすいブランドです。ただしジャスミンやアールグレイのような繊細な香りは熱に弱いため、炭は控えめから始めるのがおすすめです。
Q. マスティカはどんな香りですか? マスティカはギリシャ原産のマスチックガム(樹脂)を指す言葉で、ミントに近い清涼感に樹脂ならではの香りが重なる独特のフレーバーです。ハーブ系やフローラル系と相性がよく、単体でも味がしっかり乗ります。
まとめ
AL FAKHAMAHは2011年にUAEで生まれ、工場ひとつから3拠点へと規模を広げてきたブランドです。「Elegant」を掲げる通り、フルーツ系だけでなくフローラル・ティー・スパイス・ハーブ系まで雑味の少ない仕上がりでまとめられているのが持ち味で、香りの輪郭がはっきりしているぶんミックスのベースとしても扱いやすいでしょう。まずはエキゾチックジャスミンやアールグレイティーのように系統の異なる2つから試して、炭は控えめに――この2点を押さえれば、AL FAKHAMAHらしい仕上がりの違いがつかめるはずです。
シーシャは20歳以上の方を対象とした嗜好品です。ご自身の体調に合わせて、無理のない範囲でお楽しみください。


