スパイス系シーシャフレーバー入門|カルダモン・シナモン・カシミールの選び方

シナモンやカルダモン、カシミールなど、奥行きのある香りが魅力のスパイス系シーシャフレーバー。定番の代表格とミックスでの使い方のコツを紹介します。
フルーツ系やミント系に比べると地味な印象を持たれがちですが、シナモンやカルダモンといった「スパイス系」のシーシャフレーバーは、一度ハマると手放せなくなる奥行きのある香りが魅力です。単体でじっくり楽しむのはもちろん、ミックスの脇役としても優秀で、シーシャに慣れてきた人ほど棚に置いておきたくなるジャンルと言えます。今回はスパイス系フレーバーの代表格と、ミックスで使うときの考え方を紹介します。
シナモン系|甘さと辛みが同居する定番
シナモンは「スパイスの王様」と呼ばれることもある香辛料で、ほんのりとした甘さの奥にピリッとした辛みを感じるのが特徴と言われます。シーシャのシナモン系フレーバーは、砂糖のような甘さを前面に出したタイプと、香辛料らしいスパイシーさを強めに効かせたタイプに分かれており、ブランドごとの個性が出やすいジャンルです。

CINNAMON
シナモン
DOZAJ のスパイス系フレーバー。シナモンのスパイシーで温かみのある甘さを再現した一本。甘さとスパイスが共存しており、アップルやバニラ、デザート系との相性が特に良い。DOZAJのダークブレンドベースとの組み合わせでスパイス感に深みが加わり、クリスマスやホリデーシーズンを思わせる温かみのある香りが楽しめる。単体でも楽しめるが、デザート系フレーバーのアクセントとして少量使いするのが定番。

Cinnamon latte
シナモンラテ
シナモンのスパイシーで香り高いフレーバー。
ドザジのシナモンは香辛料としての輪郭がはっきりしたタイプで、単体でも満足感があります。一方フマリのシナモンラテは、ミルキーな甘さにシナモンをまとわせたデザート寄りの味わいで、デザート系シーシャフレーバーが好きな人にも試しやすいフレーバーです。
カルダモン系|「スパイスの女王」の上品な香り
シナモンが王様なら、カルダモンは「スパイスの女王」と称されることもある香り高いスパイスです。古くから料理や飲み物の香りづけに使われてきた背景もあり、シーシャのカルダモン系フレーバーは単体で楽しんでも様になる完成度の高さが特徴と言われます。

Cardamom
カルダモン
中東の伝統的なシーシャ文化に根付いたスパイス系フレーバー。カルダモンの強烈で刺激的なアロマと、ほのかなペッパー感が特徴で、アラビアコーヒー(カルダモン入りコーヒー)に用いられる香りをそのまま再現している。甘さはほとんどなく独特の風味が好きなシーシャ上級者向け。少量をコーヒー系フレーバーや紅茶系にブレンドすることでエキゾチックな香りのアクセントになる。中東のシーシャカルチャーを存分に体感できる本格的な一本。
定番として名前が挙がりやすいのがアルファーヘルのカルダモンです。清涼感は強くありませんが香りの余韻が長く、ミックスの土台にも使いやすいフレーバーです。
カシミール系|紅茶やチャイを思わせる複雑な香り
「カシミール」は、複数のスパイスを重ねた複雑な香りづけを指す系統名として使われることが多く、ブランドごとに独自の解釈で展開されているのが特徴です。紅茶やチャイに近いニュアンスを感じるものが多く、スパイス系のなかでは比較的手を出しやすい部類と言われます。

KASHMIR
カシミール
DOZAJ のスペシャルラインフレーバー。インド北部・パキスタンの神秘的な地「カシミール」をテーマにした、複数のスパイスを組み合わせたエキゾチックなブレンド。カルダモン・シナモン・クローブなどカシミール地方で使われるスパイスの組み合わせをイメージした温かみのある香りが特徴。DOZAJのダークブレンドベースとの組み合わせで、スパイスの複雑さにタバコの深みが加わった奥行きのある一杯が楽しめる。

Kashmir
カシミール
Kashmirのスパイシーで香り高いフレーバー。
ドザジのカシミールはマイルドな香り立ちで、スパイス系の入り口として選びやすいフレーバーです。ダークサイドのカシミールは、同ブランドのダークリーフならではのコクを土台に、より深みのある香りに仕上がっています。
チャイ系|スパイスと紅茶の掛け合わせ
インドの喫茶文化を思わせる、紅茶とスパイスを掛け合わせたタイプもスパイス系の一角を占めます。

White Chai
ホワイト・チャイ
ホワイトピーチ系にスパイスを強めに効かせたピーチチャイ。クリーミーさにピリッとした刺激を添えた。
スターバズのホワイト・チャイは、紅茶らしい渋みとスパイスの香りのバランスが取れたタイプで、食後にゆったり過ごしたいときのガイドで紹介しているような、食後にゆっくり楽しみたい場面にも向いています。
ミックスではベースよりアクセントとして使うのがコツ
スパイス系フレーバーは香りの主張が強いため、シーシャミックス入門で紹介した考え方に沿うなら、ベースではなく全体の1〜2割程度のアクセントとして少量を混ぜるのが扱いやすいと言われます。フルーツ系やミント系のベースにひとつまみ加えるだけで、香りの輪郭がぐっと締まるのを感じられるはずです。逆に単体で楽しむ場合は、香りの立ち上がりが穏やかな分、焦げの原因と対処法にもあるとおり、炭の熱量を急に上げすぎないことが失敗を防ぐポイントになります。
まとめ
スパイス系シーシャフレーバーは、シナモンやカルダモンといった定番から、カシミールやチャイのような複雑な香りまで幅広く揃うジャンルです。今回紹介した6種はどれも代表的なフレーバーなので、まずは気になった香りから試してみてください。ほかのスパイス系フレーバーもフレーバータイプ:スパイス系の一覧からまとめてチェックできます。ミックスの隠し味としても活躍するので、慣れてきたらベースフレーバーへの少量ブレンドにも挑戦してみましょう。
なお、シーシャは20歳以上の方を対象とした嗜好品です。適量を守り、周囲の環境にも配慮しながら楽しみましょう。


