DeCloud(デクラウド)入門ガイド|タバコ葉を使わないノンニコチンフレーバーの正体

タバコの葉を使わず、フルーツを主体に作られるシーシャフレーバー「DeCloud(デクラウド)」。ノンニコチン・ノンタールを謳う仕組みと通常のフレーバーとの違い、人気の定番から和風ラインナップ、ミックスでの使い方、ノンニコチンでも知っておきたい一酸化炭素などの注意点までまとめました。
シーシャ店のフレーバーリストで「DeCloud(デクラウド)」という名前を見かけたことはあるだろうか。多くのブランドがタバコ葉に糖蜜とフレーバーを染み込ませて作るのに対し、デクラウドはタバコの葉を使わず、フルーツを主体に作られている変わり種のブランドだ。今回はデクラウドの成り立ちと仕組み、人気の定番フレーバーから和風ラインナップ、ミックスでの使い方、そしてノンニコチンでも知っておきたい注意点までを紹介する。
デクラウドとはどんなブランド?
デクラウドは2013〜2014年頃に販売が始まったとされる、ノンニコチン・ノンタールを謳うフルーツベースのシーシャフレーバーだ。原材料はタバコ葉ではなく天然のフルーツを主体に作られているとされ、タバコ由来のニコチンやタールを含まないことを前面に打ち出している。鮮度を保つために密閉容器で販売されているのも特徴のひとつ。タバコの匂いや喉への刺激が苦手な人、ニコチンを避けたい人の選択肢として、国内のシーシャ店でも扱われるようになった。
普通のシーシャフレーバーとの違い
一般的なシーシャフレーバーは、タバコ葉に染み込ませた糖蜜を炭の熱で加熱し、葉に含まれるニコチンごと煙にして楽しむ仕組みだ。一方でデクラウドは土台がフルーツなので、ニコチンの発生源そのものが存在しない。煙を出す役割のグリセリンは通常のフレーバーと同じように使われているとされ、シーシャ店の解説では煙の量や吸いごたえも通常のフレーバーに近いと紹介されている。
水パイプやボウル、炭といった使う道具は通常のシーシャと変わらず、いつもの機材にそのままセットして楽しめる。ただし土台が違う分、焦げやすさや香りの立ち方は銘柄によって異なることがあるので、初めては軽めの炭加減から試すと扱いやすい。詰め方の基本はシーシャのフレーバーの詰め方を参考にしてほしい。
おすすめフルーツ系フレーバー
まず試したいのが、ブランドの定番格である

Mango
マンゴー
完熟マンゴーの濃厚でジューシーな甘さを表現した、王道のトロピカルフレーバー。とろりと甘い果実感が人気で、ミントや他の南国系と合わせても楽しめる。
だ。完熟マンゴーのような甘さがまっすぐ伝わってくる、南国フルーツ系の入り口として選びやすいフレーバーになっている。

Watermelon
ウォーターメロン
みずみずしいスイカの、さっぱりと甘い果実感を表現したフレーバー。夏らしい軽やかな甘さでクセがなく、ミントと合わせると定番のスイカミントとして爽快に楽しめる。
は、みずみずしいスイカの甘さが軽やかに広がるタイプで、ミント系と合わせても清涼感を損ないにくい。
定番のりんご系が好みなら

Two Apples
トゥーアップル
赤と青のりんごを重ねたダブルアップル。アニスがほんのり香る。
も選択肢に入る。シーシャ店の紹介でも人気フレーバーとして名前が挙がることが多く、りんご系フレーバー入門で紹介した定番の傾向に近いため、フルーツ系の入り口としてなじみやすい。
同じく人気として挙げられることが多いのが

Mint
ミント
すっきり爽やかな定番のミント系フレーバー。クセのない清涼感で、単体でも、フルーツや甘い系に重ねて後味を引き締めるベースとしても万能に使える。
で、単体でも、他のフレーバーに重ねる清涼感の担い手としても使いやすい。柑橘ならデクラウド レモンも定番で、熱管理がしやすいという評価も見られる。
和風ラインナップが充実しているのも見逃せない
デクラウドが他の海外ブランドと一線を画すのが、日本の読者になじみ深い和風フレーバーの多さだ。

Hojicha
ほうじ茶
香ばしいほうじ茶の落ち着いた和テイストなフレーバー。
は香ばしい焙煎香を楽しめるタイプで、食後にゆったり楽しみたい場面に向く。

Sakura
サクラ
春らしい桜の、ほんのり甘く華やかな香りを表現した和フローラル系フレーバー。やわらかで上品な甘さがあり、軽やかに楽しめる。春の雰囲気を味わいたいときに。
は桜餅を思わせるほのかな甘い香りで、フローラル系フレーバーの入り口としても試しやすい。ほかにも抹茶・金木犀・ゆず・あずきといった和素材のラインナップが揃っており、洋風フルーツ系に飽きたときの気分転換としても重宝する。
ミックスでの使い方
デクラウドは使う道具が通常のシーシャと同じなので、デクラウド同士はもちろん、他ブランドのフレーバーとミックスすることもできる。シーシャ専門メディアの紹介でも、通常のフレーバーとのミックスに使いやすいと評価されている。
組み方の基本は通常のミックスと同じで、主役を7〜8割、アクセントを2〜3割にするのが出発点だ。たとえばトゥーアップルやウォーターメロンにミントを2割ほど重ねれば後味が軽くなり、ほうじ茶やサクラのような和風フレーバーは単体で香りを確かめてから、相性のよさそうなフルーツを少量足していくと失敗しにくい。比率の考え方はシーシャミックス入門で詳しく解説している。
ノンニコチンでも知っておきたい注意点
ニコチンを含まないとはいえ、「体に何の影響もない」というわけではない点は押さえておきたい。
- 炭を使う以上、一酸化炭素は発生する:デクラウドでも熱源は通常のシーシャと同じ炭なので、一酸化炭素の発生は避けられない。自宅で楽しむなら換気は必須で、詳しくは自宅シーシャの換気ガイドにまとめている。
- 気分が悪くなることもある:吸いすぎや空腹時などは、ノンニコチンでもめまいや気分の悪さを感じることがある。異変を感じたらすぐに中止し、症状が続く場合は医療機関に相談してほしい。原因と対策はシーシャで気持ち悪くなる原因と対策で解説している。
- 年齢:CVOでは、ノンニコチンのフレーバーも含めてシーシャを20歳以上の方を対象とした嗜好品として扱っている。
タバコや加熱式たばことの違いをまとめて知りたい人は、シーシャとタバコの違いもあわせて参考にしてほしい。
よくある質問
Q. デクラウドは本当にニコチンが入っていない? 原材料にタバコ葉を使わない設計のため、ブランドとしてはノンニコチン・ノンタールを謳っている。ただし炭を使う以上一酸化炭素は発生するため、「無害」という意味ではない点は理解しておきたい。成分の詳細が気になる場合は購入先の表示を確認しよう。
Q. 普通のシーシャフレーバーと混ぜて吸える? 水パイプやボウルなど使う道具は通常のシーシャと同じなので、他ブランドのフレーバーとミックスして楽しむことも可能だ。ただし他ブランドのタバコ葉フレーバーを混ぜれば、その分のニコチンは含まれることになるので、ノンニコチンを目的にしているなら単体かデクラウド同士で組み合わせよう。
Q. 甘い系だけでなく渋みのあるフレーバーもある? コーヒーやアールグレイ、ほうじ茶のように、ビターな香ばしさを楽しめるラインナップも揃っている。甘い系ばかりで飽きたときの気分転換として選びやすい。
まとめ
デクラウドは、タバコ葉を使わずフルーツを主体に作られたノンニコチン・ノンタールのシーシャフレーバーだ。マンゴーやトゥーアップル、ミントといった定番に加え、ほうじ茶やサクラのような和風ラインナップまで揃っているのが特徴。ニコチンを避けたい人はもちろん、いつものフレーバーに飽きたときの選択肢としても試す価値がある。ただし炭を使う以上、換気と体調への配慮は通常のシーシャと同じように必要だ。ほかのフルーツ系はフルーツ系フレーバー一覧からもチェックできる。
シーシャは20歳以上の方を対象とした嗜好品です。ご自身のペースで無理なくお楽しみください。


