ロイヤルスモーキンとアフザル、インド発2大パン系ブランドを徹底比較|どっちを選ぶ?

同じインド発でパン系フレーバーを看板に持つROYAL SMOKINとAfzal。成り立ちや葉の質感、フレーバー構成の違いを比較し、タイプ別におすすめの選び方を紹介する。
インド発のシーシャブランドといえば、ROYAL SMOKIN(ロイヤルスモーキン)とアフザル(Afzal)の2つが代表格だ。どちらもインドの伝統的な口直し文化「パン」に由来する独自フレーバーで知られるが、成り立ちも味の構成も対照的な部分が多い。2大インド系ブランドの違いを比較し、どちらを選ぶべきかを整理する。
共通点と違い:同じインド発、たどった道のりは対照的
ROYAL SMOKINは2009年設立、アフザルは2002年に立ち上げられ1927年創業の老舗グループにルーツを持つとされる。どちらもインド国内で有数の生産規模を持ち、2010年代以降に中東や各国へ販路を広げてきた点は共通している。
一方でラインナップの幅は異なる。アフザルは世界的には100種類を超えるフレーバーを展開する大所帯とされ、フルーツ・スパイス・清涼系・甘い系・ドリンク系まで幅広い。ROYAL SMOKINは「定番のフルーツ・清涼系」「ミントブレンド系」「パン系」「プレミアム系」の4系統で構成され、フレーバー数こそアフザルより絞られるが、系統ごとの役割がはっきりしているのが特徴だ。
タバコ葉の質感を比較する:一歩踏み込んだ火加減のコツ
両ブランドとも、燃え方が安定しやすいバージニア産のタバコ葉をベースにしている点は共通している。ただしカットや仕上げ方には違いがある。
ROYAL SMOKINは、茎の配合比を調整した葉を均一な太さに細く刻み、2段階の熟成工程を経てから密閉パッケージに詰めるという製法が特徴とされる。葉の粒がそろっているぶん、ボウル全体に均等に熱が伝わりやすく、初めてのブランドでも火加減の見極めがしやすい。
対してアフザルは、中細挽きの葉にシロップがしっかり染み込みながらも過度にベタつかない仕上げで、耐熱性の高さが持ち味と言われる。コロをやや近づけて焚いても焦げにくいため、香りをしっかり引き出したい人に向いている。ただし詰め方が硬すぎると通気が悪くなるので、ふんわりと空気の通り道を残すのがコツだ。
つまり「均一な燃焼で扱いやすいROYAL SMOKIN」「熱に強く香りの立ちが強いアフザル」という対比になる。同じインド系でも、火加減への向き合い方が違う点は覚えておきたい。
パン系フレーバーを比較する
両ブランドの個性がもっとも出るのが、キンマの葉に香辛料を包んで嗜むインドの伝統「パン」を再現したフレーバーだ。

Magai Paan
マガイパン
インドのパーンを表現したフレーバー。スパイスとビンロウの独特な味わい。
キンマの葉やカルダモン、クローブなど7種の素材を配合した、複雑な香り立ちが特徴。ROYAL SMOKINのパン系はこの1本が看板格で、個性の強いタイプに位置づけられる。

Pan Masala Supreme
パンマサラシュプリーム
ビンロウジュの甘みとスパイス感が層になった一枚。アフザルはパン系だけで複数のバリエーションを持ち、ミントを効かせた清涼感の強いタイプも選べるなど、パン系の中でも味の幅を広げやすい。
どちらも好みが分かれやすい個性派なので、初めてなら単体ではなく、好みのフルーツ系やミント系と7:3程度の比率でミックスすると香りをマイルドに楽しみやすい。
定番のフルーツ・清涼系で選ぶなら
パン系に抵抗がある場合は、まず定番寄りのフレーバーで各ブランドの手触りを確かめるのがおすすめだ。

Kiwi Blast
キウィブラスト
みずみずしいキウイが弾けるような、甘酸っぱくさっぱりとしたフレーバー。
甘酸っぱいキウイにスパイスのニュアンスを重ねた、爽やかさと個性を両立させた一枚。

Double Apple
ダブルアップル
王道のダブルアップル。素直な甘さで、ミックスのベースにも使いやすい定番格だ。

Mango Lassi
マンゴーラッシー
インドのヨーグルトドリンク「ラッシー」をイメージした甘くまろやかな一枚。アフザルらしいインド由来の甘さを手軽に試せる。
スパイス系フレーバーが好みの人は、両ブランドのパン系・チャイ系から入ると、系統的な違いを比較しやすい。
どっちを選ぶ?タイプ別のおすすめ
| ROYAL SMOKIN | アフザル | |
|---|---|---|
| 設立 | 2009年 | 2002年(ルーツは1927年創業グループ) |
| 葉の特徴 | 均一な細切り・火の入りが安定 | 中細挽き・耐熱性が高い |
| フレーバー構成 | 定番/ミントブレンド/パン/プレミアムの4系統 | フルーツ〜スパイスまで幅広く、パン系のバリエーションが豊富 |
| 向く人 | 火加減の見極めに自信がない人 | 香りをしっかり引き出したい人・パン系を広く試したい人 |
- まずは扱いやすさを優先したい → ROYAL SMOKIN
- パン系を軸に幅広く試したい/香りの強さを楽しみたい → アフザル
迷ったら、清涼系や定番のフルーツ系のような扱いやすいフレーバーから入り、両ブランドの「基準の味」を知ってからパン系に進むと、違いがより実感しやすい。
まとめ
ROYAL SMOKINとアフザルは、同じインド発でパン系フレーバーを看板に持ちながらも、葉の質感やフレーバー構成の方向性は対照的だ。均一な燃焼で扱いやすいROYAL SMOKIN、熱に強く香りの立ちが強いアフザル——どちらが上ということはなく、火加減への向き合い方や試したいパン系の幅で選ぶのがいい。両方を手元に置いて、フレーバーデータベースで味の系統から比較してみてほしい。
シーシャは20歳以上の方を対象とした嗜好品です。マナーと体調に配慮して楽しんでください。


